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[2018年5月7日]

医療機器をつけて退院

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今回は医療機器を退院時つけて帰られた方のお話をしたいと思います。
医療機器と言って何を思い浮かべられるでしょうか?点滴?人工呼吸器?在宅酸素?
他にも沢山あります。
病院にいるときと同じ機器を付けていても退院し在宅で生活することが出来ます。
しかし素人なのにそんな機器を扱えるのだろうかと思われますよね。
そんな時、訪問看護を利用していただきたいと思います。
そして入院している時から相談してください。
病院に出向きますので話し合いの場に呼んでください。

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今回は在宅酸素を付けて退院された方のお話をします。

肺の疾患で家でも酸素が必要な方でした。
入院している時点で医師から訪問看護師の観察が必要とのことでしたので入院先に出向き、話し合いの場に参加させて頂きました。
メンバーは病院の医師、看護師、ケアマネジャー、訪問看護師、福祉用具担当者、ご本人、奥様。病気の状態が病院の医師、看護師から説明され、そして退院したらどんなことが予測され、それに対してどのようなサービスが必要かの話し合いをしました。

その後、退院日が決まり、退院当日より訪問看護開始となりました。その方はトイレや入浴することは自分で出来ました。
私からは最初に酸素を付けていることで注意することや、動いた後は深呼吸する事などをお伝えし、呼吸リハビリを行い、またその後は栄養指導なども行ないました。
通常は週1回の訪問ですが何か緊急事態が起これば訪問日でなくても訪問します。

主治医は呼吸器の専門病院でした。奥様の運転で病院に行き、受診する時にも酸素ボンベを持ったままです。

始めは酸素の器械を付けての生活に奥様も、不安そうにされていました。
そこで、まず最初にどういうことに気を付ければよいか、どんな食事をとったらよいか、移動する時はどうしたらよいかなどのお話をしました。
そして、これから何かわからないことがあったら、看護師が週1回訪問した時に、その都度質問していただきたいと説明させて頂くと安心された様子でした。
また訪問時には、呼吸を整えるための「呼吸体操」を本人と一緒に奥様にもやってもらい、本人が苦しそうなときにはこの体操を本人にやってもらうようお伝えしました。

その後しばらくの間、週1回の訪問看護を続けていましたが、その方は徐々に状態が悪化していきました。入院はもうしたくないが、ぎりぎりの状態になったら病院に行きたいという本人の希望を尊重しました。

自宅での看取りを希望する場合はこの時点で在宅診療の医師を紹介します。
しかしこの方の場合は病院の医師との信頼関係が深く奥様も車の運転が出来受診できる方でしたので、週1回訪問し、状態を病院の医師に伝え、2週間に1回受診するということを続けてきましたが、その5か月後の朝方お亡くなりになりました。
医師が死亡確認できなかったため検死となりましたが奥様は夫の希望どおりだったと後悔はしていませんでした。

管理を1人でしようと思うと不安になります。何かあったとき訪問看護師に相談できると思っただけでも不安は減ると思います。
そこで医療機器がついている状態で退院することになり不安になったときは近くの訪問看護ステーションへ相談してみてください。
きっとよきアドバイザーになってくれると思います。

エース訪問看護ステーション
新所沢 所長 小菅 美和