情報コーナー

[2017年12月4日]

~2018年診療報酬・介護報酬改定対策セミナー(ダブル改定に備えた医療機関の経営戦略)~

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先日、スズケンが主催する「2018年診療報酬・介護報酬改定対策セミナー」に参加してきました。
今回の主題としてはダブル改定に備えた社会福祉法人の経営戦略とのことで直接的なものではありませんでしたが2025年の医療・介護需要、そして統計に基づいた2018年改定の方向性についてお話がありました。

現在、国においては、社会保障費の低減等を目的として、施設から在宅への流れを推進し、そのための報酬改定による誘導(サブアキュート機能を高めたい報酬設定に)や医療と介護の連携、地域単位でのケア等を進めています。2025年は人口のボリュームゾーンである団塊の世代が、要介護になる確率が高まる後期高齢者(75歳以上)に移行してくる年。それにより後期高齢者数が2015年(約1600万人)の約4割増に達し、社会保障関係費・介護費用の圧迫や専門職不足による国家予算のパンクが予想されることは周知の事実であり、それに向けて2018年は医療・介護・障害者の垣根がなくなり一体的な共生型サービスの提供が必要となる時代に入っていくとのことです。

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『効率的かつ質の高い医療提供体制の構築』と『地域包括ケアシステムの構築』が求められてきますが病院では高度急性期、急性期病床数の減少から回復期リハ・在宅へのシフト(院内病床の再編)、介護連携の推進が始まり(病院が地域包括ケア支援事業戦略として有老・サ高住を複合経営する?)、在宅が当たり前の価値観になる時代がやってきます。

その他、医療介護需要において首都圏は2030年付近がピークアウトではありますが、地方ではすでにピークアウトをむかえ2025年以降は地方から都市部へ医療機関が進出してくることも予想されるとのこと。自法人共に合併、統合が始まり社会保障費を捻出するための薬価・報酬減の施策、需要推計は薬局だけではなく医療機関側にも大きな影響があり、まさに時代の転換期に入っているのだなと実感しました。
講演では、統計から推測することとして、国は高齢者の定義を変え介護保険の支出を抑える、QOL→QDLで医療費を抑える、看取りは自宅、60歳以上の健康診断は自己負担になるのでは?、尊厳死の価値観、小規模型多機能ホームが増える等のお話のほか、ファシリティマネジメントの実例やHPに情報を掲載することの重要性についてのお話がありました。

この研修を通じて、医療・介護の向かう方向性として、ひとつに病院が老人ホーム、施設を複合経営し包括していく時代(医療と介護ではなく「医療介護」)が到来する、多職種への理解と協力体制の構築(医療と福祉の融合)に向けた新しい価値観を持たなければならない、それを理解し薬局側としてもKPIに準じた提供体制の構築、在宅・地域包括連携が重要であり、在宅訪問・残薬解消などの対人業務を行うための専門性+コミュニケーション能力を企業としても個人としても培っていかなければならないと感じました。

エース薬局新所沢店 大熊 桂人

[2017年11月21日]

リハビリ情報「学会演題発表」

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こんにちは。今回は平成29年11月11日に行われた「日本ノルディックウォーク学会倉敷大会」のレポートとともにお話を進めたいと思います。

今週の某週刊誌に、住み慣れた自宅で生活を続けるには・・といったような内容の特集がございました。
こんなシンプルな図があったので、まず、ご紹介いたします。

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この運動・家事・人付き合いを家庭と地域を跨いでいることがポイントです。
では、この運動どうするのということで近年「ノルディックウォーク」が取り上げられることが多くなって参りました。健康運動やセルフ・メディケーションにおける実手段のご提案です。

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リハビリテーションはとても広義な分野になり、様々なところでリハビリの観点が活かされることを願うものです。それと同時に、世の中に理論がないものを探求する、自分なりではありますが、リハビリへのイノベーションもございます。研究には、リハビリテーション病院や、JISS(国立オリンピックセンター)や、国立リハビリテーションセンターのご協力を頂き、なにより、たくさんの先生にご指導いただきました。

今回の学会のタイトルは、「広げようノルディックウォークでロコモーションの輪」で、運動力学・運動整理と疾患別障害別と健康増進の3本に大きく分けて議論が進みます。

医師の方、リハビリ職が中心となって各演題が紹介されました。背骨に着目した方が多い印象です。

当社からの演題は、「小児Nordic Walk Pole 立位における運動イメージ評価例-乳幼児の背部評価と小児リハビリテーション例をもとに-」「Japanese Style Nordic Walk の体幹回旋に伴う非対称性の傾向」「Nordic Walk Japanese style とセルフ・メディケーション第1 報 -QOLの身体的領域を基にした考察-」の3演題となりました。小児の疾患に対する適合、一般成人のポールと身体の動きの関連、健康増進の分野にて報告しています。子どもからご高齢者までの活動に貢献できればと考えます。

最後に株式会社エフケイとしての、リハビリテーション研究実績をご紹介いたします。

 

<総説>

●高齢者のノルディック・ウォーク, バイオメカニクス研究vol19no1, p22-26, 2015

●乳幼児ノルディック・ウォーク‐遊びと歩き‐, Journal of Nordic Walking 2016 no.1, P29

●Nordic walk Japanese Style の定義, Journal of Nordic Walking no.1, P26, 2016

 

<原著論文>

●ノルディックウォーキングによるトゥクリアランスの改善-ウォーキングの足と膝の機構について-Walking Research.No19, 7-8, 2016

●Nordic walk Japanese Styleの重心移動特性-前額軸・垂直軸上の重心移動量と偏差に速度因子を加えて-, Journal of Nordic Walking no.2, p26, 2016

●ノルディック・ウォーキングにおける頭部傾きと頸椎回旋の考察-T-cane 歩行とノルディック・ウォーキングの比較-, Journal of Nordic Walking no.3, p20, 2017

 

<症例報告>

●右変形性膝関節症人工関節置換術後及び左大腿骨脛部骨折人工関節置換術、変形性腰椎症受傷症例のノルディック・ポールを用いた姿勢訓練の効果、Journal of Nordic Walking no.3, p27, 2017

 

<演題発表>
●歩行発達中の側方バランス代償効果について~乳幼児歩行発達期の自由歩行とノルディック・ウォークの比較~,第19回日本ウォーキング学会大会,東海学園大学,2015

●ウォーキングの膝と足の機構について-ノルディック・ウォークとの比較-,第19回日本ウォーキング学会大会,東海学園大学,2015

●ノルディック・ウォークジャパニーズスタイルのピットフォール~立位訓練用ノルディックポールの開発と効果~,第4回日本ノルディックウォーク学会学術大会,札幌,シンポジウム,2015

●ノルディック・ウォークのストレッサー抑制~即時効果と指導効果の一考~, 第4回 日本ノルディックウォーク学会学術大会,札幌,2015

●ノルディックウォーク導入時の促進因子の考察, 第4回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 札幌, 2015

●制動型ノルディック・ウォークの回旋が生み出す力-膝と足の連動-, 第4回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 札幌, 2015

●Nordic Walk Japanese Styleの重心移動特性-前額軸・垂直軸の重心移動量と偏差に速度因子を加えて-, 第5回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 大阪, 2016

●Nordic Walk Japanese Styleと普通歩行の比較-歩容の逆振り子モデル化を用いて-, 第5回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 大阪, 2016

●Nordic Walk Japanese styleとセルフ・メディケーション第1報 – QOLの身体的領域を基にした考察-, 第6回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 倉敷大会, 2017

●Nordic Walk Pole立位における背部非対称性の修正例-乳幼児の背部評価と小児リハビリテーション例をもとに-, 第6回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 倉敷大会, 2017

●Japanese Style Nordic Walkの体幹回旋に伴う非対称性の傾向~自由歩行との比較~, 第6回日本ノルディックウォーク学会学術大会, 倉敷大会, 2017

 

<その他>

●ウォーキンググランドフェスタin金沢「ノルディックウォークのバイオメカニクス」2016

●第2回パーキンソンコングレス「ノルディックウォーク・デモンストレーション」2017

[2017年11月21日]

かかりつけ薬剤師・薬局に係る評価指標について

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今年の3月および6月に行なわれた厚生労働省の医薬品医療機器制度部会において、かかりつけ薬剤師・薬局に係る評価指標においてKPI(重要業績評価指標)が盛り込まれました。

これらの評価指標が設定された背景には、近年医薬分業率が70%に達し、院外処方がほとんどの医療機関において定着してきましたが、院外処方は院内処方にくらべ患者自己負担が高くなり、その負担した金額分のメリットが見えづらいという指摘が財務省や利用患者からあった為です。
その為、厚生労働省は『患者の為の薬局ビジョン』を策定し、すべての薬局が2025年までにかかりつけ薬局としての機能を持つという目標を実現するために、全国的に把握すべきKPIとして具体的に4項目が設定されました。

かかりつけ機能を持った薬局数を把握する指標(KPI)の具体的な4項目

服薬情報の一元的・継続的把握の指標として、電子版お薬手帳や電子薬歴などのICT(情報通信技術)を導入している薬局数
24時間対応・在宅対応に関する指標として、在宅業務を過去1年間に平均月1回以上実施した薬局数
医療機関などとの連携に関する指標として、健康サポート薬局研修を修了した薬剤師を配置しており、その薬剤師が地域ケア会議等の地域の多職種が参加する会議に少なくとも過去1年間に1回出席している薬局数
薬学的管理・指導の取組みを評価できる指標として、医師に対して患者の服薬情報等を示す文書を過去1年間に平均月1回提供した実績がある薬局数

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今回の医薬品医療機器制度部会において、KPIとして4項目設定されましたが、KPIとして見送られた案もいくつかありました。その中には、医薬品安全対策の指標として、副作用報告の実施やヒヤリ・ハット事例収集の取組みの有無。地域医療連携体制の指標として、退院時カンファレンスへの参加体制の有無や医師への受診勧奨に関する情報提供体制への有無なども案として上がりました。今回これらの案は見送られましたが、今後かかりつけ機能を果たしていく為に、KPIの項目として追加されていく事が予想されます。

今回かかりつけ機能を果たす為にKPIの設定が厚生労働省主導で行われましたが、KPIだけでなく個々に対応した、かかりつけ機能を果たしていく事が、今後薬局及び薬剤師に求められているという事を感じました。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

[2017年11月10日]

埼玉県薬剤師会学術大会への参加

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薬剤師によるポリファーマシー対策と多職種連携

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先日、さいたま市で行われた埼玉県薬剤師会主催の学術大会に参加して来ました。今回の学術大会では、ここ最近話題になっているポリファーマシーについて取り上げられました。

このポリファーマシーとは、具体的な定義はありませんが、必要以上に多くの薬を処方されていることを指し、高齢者の多くがこの問題を抱えており、特に在宅患者の方の多くに見受けられます。埼玉県は高齢化が全国でも顕著に進んでいるので、埼玉県で働く薬剤師にとっては今後避けられない問題となっていきます。

ポリファーマシーの原因としては、高齢による疾患数の増加、一つの疾患に対する複数薬剤の処方、医者による処方カスケード(服用中の薬剤による有害事象の症状を新たな問題と誤解してその症状に対して薬剤を処方してしまう事)等が挙げられます。

ポリファーマシーの問題としては、腎機能が低下している高齢者にとってポリファーマシーは、新たな薬剤有害事象引き起こしやすい事、またポリファーマシーによる医療費の増大という2つの大きな問題が発生してしまいます。

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今後このポリファーマシーの問題解決の担い手として薬剤師の働きが重要になっていきます。具体的に薬剤師に求められることは、処方再設計への提案や、この提案を行うために多職種連携がキーポイントとなっていきます。この処方の再設計を行うためには、患者情報が必要になって来る為、処方箋や服薬指導からの情報入手だけでなく、検査値や疾患名などの情報の共有が必要になっていきます。これらの情報を手に入れる為には、普段からこまめに医者・看護師・ケアマネジャー等の多職種の方々と連絡を取り合い、お互い顔が分かり合っているとスムーズに情報共有がしやすくなるという事でした。

今回の研修で感じた事は、今回取り上げられたポリファーマシーの対策および解決が出来る能力を持つことが、今後かかりつけ薬剤師に必要なことで、その為には薬剤知識の習得だけなく、普段からその地域の職種の方々と連携をしていく事。その連携をしていくために薬局から外に出て、地域ケア会議やサービス担当者会議などにも積極的に参加しなくてはいけない事を、再認識させられました。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

[2017年11月7日]

看護情報「訪問看護ステーション」

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こんにちは。今回は病院の看護室とは、少し違う「訪問看護ステーション」の紹介を致します。
訪問看護は、病気や障害を持った方々が住み慣れた「地域」や「ご家庭」で、療養生活を送れるように、看護師やリハビリスタッフ等が直接ご自宅などに訪問します。看護ケアやリハビリテーションを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。

地域のなかでの活動でありますので、病院であれば医局の医師の指示を受けますが、私たちは、地元のクリニックの医師から指示を受けご自宅に伺います。

■患者様一人一人にじっくり看護ケアを行います。ご自宅にお時間を決めて伺います。

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■看護師としてチームで動きますので、二人でご自宅に伺うこともあります。連携しながら看護ケアを行います。

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■在宅ターミナルケアも対応致します(その人らしい最期を迎えるため、ご意向に沿ったケアを提供しています)

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■地域活動とリンクしています。(ドラックストア―内での相談も承ります。癌患者チャリティーイベント参加、地域センターでのクリスマス会参加など地域活動もございました)

■学生とともに学べます(「訪問看護」地域医療について、学生実習受けています)
■ケアカンファレンスをしています(社内薬剤師など多職種を交えて行っています)
■ステーション内勉強会をしています(呼吸機器やお薬の専門の方からも情報を得ています)

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