情報コーナー

[2017年11月10日]

埼玉県薬剤師会学術大会への参加

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薬剤師によるポリファーマシー対策と多職種連携

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先日、さいたま市で行われた埼玉県薬剤師会主催の学術大会に参加して来ました。今回の学術大会では、ここ最近話題になっているポリファーマシーについて取り上げられました。

このポリファーマシーとは、具体的な定義はありませんが、必要以上に多くの薬を処方されていることを指し、高齢者の多くがこの問題を抱えており、特に在宅患者の方の多くに見受けられます。埼玉県は高齢化が全国でも顕著に進んでいるので、埼玉県で働く薬剤師にとっては今後避けられない問題となっていきます。

ポリファーマシーの原因としては、高齢による疾患数の増加、一つの疾患に対する複数薬剤の処方、医者による処方カスケード(服用中の薬剤による有害事象の症状を新たな問題と誤解してその症状に対して薬剤を処方してしまう事)等が挙げられます。

ポリファーマシーの問題としては、腎機能が低下している高齢者にとってポリファーマシーは、新たな薬剤有害事象引き起こしやすい事、またポリファーマシーによる医療費の増大という2つの大きな問題が発生してしまいます。

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今後このポリファーマシーの問題解決の担い手として薬剤師の働きが重要になっていきます。具体的に薬剤師に求められることは、処方再設計への提案や、この提案を行うために多職種連携がキーポイントとなっていきます。この処方の再設計を行うためには、患者情報が必要になって来る為、処方箋や服薬指導からの情報入手だけでなく、検査値や疾患名などの情報の共有が必要になっていきます。これらの情報を手に入れる為には、普段からこまめに医者・看護師・ケアマネジャー等の多職種の方々と連絡を取り合い、お互い顔が分かり合っているとスムーズに情報共有がしやすくなるという事でした。

今回の研修で感じた事は、今回取り上げられたポリファーマシーの対策および解決が出来る能力を持つことが、今後かかりつけ薬剤師に必要なことで、その為には薬剤知識の習得だけなく、普段からその地域の職種の方々と連携をしていく事。その連携をしていくために薬局から外に出て、地域ケア会議やサービス担当者会議などにも積極的に参加しなくてはいけない事を、再認識させられました。

エース薬局上藤沢店
吉川 保雄

[2017年11月7日]

看護情報コーナー「訪問看護ステーション」

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こんにちは。今回は病院の看護室とは、少し違う「訪問看護ステーション」の紹介を致します。
訪問看護は、病気や障害を持った方々が住み慣れた「地域」や「ご家庭」で、療養生活を送れるように、看護師やリハビリスタッフ等が直接ご自宅などに訪問します。看護ケアやリハビリテーションを提供し、自立への援助を促し、療養生活を支援するサービスです。

地域のなかでの活動でありますので、病院であれば医局の医師の指示を受けますが、私たちは、地元のクリニックの医師から指示を受けご自宅に伺います。

■患者様一人一人にじっくり看護ケアを行います。ご自宅にお時間を決めて伺います。

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■看護師としてチームで動きますので、二人でご自宅に伺うこともあります。連携しながら看護ケアを行います。

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■在宅ターミナルケアも対応致します(その人らしい最期を迎えるため、ご意向に沿ったケアを提供しています)

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■地域活動とリンクしています。(ドラックストア―内での相談も承ります。癌患者チャリティーイベント参加、地域センターでのクリスマス会参加など地域活動もございました)

■学生とともに学べます(「訪問看護」地域医療について、学生実習受けています)
■ケアカンファレンスをしています(社内薬剤師など多職種を交えて行っています)
■ステーション内勉強会をしています(呼吸機器やお薬の専門の方からも情報を得ています)

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[2017年11月7日]

看護情報コーナー「事例紹介」

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こんにちは。訪問看護ステーションで行う在宅サービスの一部を、紹介してみたいと思います。
たとえば、こんな方がいらっしゃいました。

80代の男性。

膵臓に癌が見つかり、末期と判断されました。今後どうしようという迷いはやはりあります。
最期のときを考えると病院のベッドが浮かんでいたようでした。とはいえ、今入院ということではなく、在宅で往診と訪問看護のサービスを導入することを選ばれました。ベッドから立ち上がったり、入浴をしたりということの生活を見ながら、在宅の診療経過がいいときは、少しリハビリをしてみたりと、6週間ぐらいの時間が過ぎました。

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夜中ずっと気をつけて傍にいなきゃいけないの?
買い物はいつ行けばいいかしら?
もしものときはどうすればいいの?

様子の変化とともに、いろいろな疑問にお答えしたり、ご一緒に考えたりも訪問看護の寄り添い方です。
ご本人様も、今のまま自宅で過ごしていけるんではないか、ここに居たいとお思いになってこられたのかもしれません。
ここから先は、ご自身やご家族の気持ちに沿って進んでいきます。お電話でいつでも看護師が訪問いたします。

[2017年11月7日]

リハビリ情報コーナー「リハビリテーションで考える」

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こんにちは。リハビリテーションからのコメントは初めてですが、リハビリテーションで大切にしている項目は皆様ご存じかもしれませんが、お伝えさせていただきます。

1.毎日の活動をやり遂げる能力

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2.毎日の生活のなかの治療(医療)必要度

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3.毎日の生活を送るための活力

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4.家の周囲を出回る頻度

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5.身体の痛みや不快のせいでしなければならないことの制限

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6.睡眠の満足度

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7.自分の仕事をする能力

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この7項目は大切です。世界保健機関が定める「生活の質」における身体の領域です。
この身体の領域について、リハビリテーションを行うことが多くあります。生活を思い浮かべてもう少しいいようにしたいなといった気持ちからリハビリが始まったりもします。自宅で行うリハビリはとても幅広いものです。

どこを改善したいですか、どのように改善しますか、いつまでにしたいですか、といった人生のなかのバランスも必要です。ご自身がどこに重きを置いているか、そこは大切です。

リハビリテーションでは、このなかの一部分を切り取ってアプローチするときや、全体的にアプローチするときがあります。生活の流れを見て、1週間のリズムも大切にします。

[2017年11月7日]

リハビリ情報コーナー「事例紹介」

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こんにちは。リハビリテーションの事例をご報告いたします。いろいろなご希望がありますが、ご家族と一緒にどこかに行きたいなどのご要望もあります。

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転んで怪我してしまった方が、安静期間に関節が固くならないようにすること、筋肉の柔軟性を保つこと、痛みでなんだかバランスがとり辛くなってしまった姿勢調整、骨の治癒に合わせた強さの練習(体重をかけてみたり、強く動かしてみたり)ということを概ね3か月から半年で行います。

怪我した最初はベッドで安静も大切なこと。これが1週間から2週間でしょうか?そのあと、ベッドから少しずつ生活範囲を大きくしていきます。安静後は手すりや杖など、使います。トイレに行くこと、お風呂に入ることがなんとか可能になってきたら、元の生活に戻るように、気持ちも身体も練習していきます。

身体には、元に戻るものと、変化に慣れていくものと、二つあります。

人工関節など科学が進化していますが、それとともに、保存療法といって手術は行わず、身体全体でリカバリーする方法も選ばれるようになっています。機能回復と身体全体のリカバリー、その割合を専門的に判断しながらできるだけ、ご本人のイメージに近づけていきます。

結果、また怪我する前のように、お孫さんと手をつないで神社まで行けるようになります。

歩くことが目標になる場合も多いですが、歩きのメカニズムはすべて解明された訳ではありません。この分野の研究もまだまだ必要です。

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